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みみず

  • 6月3日
  • 読了時間: 1分

乾いた土の上で行き場を捜し身を消耗させるミミズを見て、其れがただの通りがかりの風景として捉える事が出来なかった。

誰もいない田舎町の陸上競技場に所在ない身を置き、一番端っこのレーンを淡々と走り回っている小さな自分と重なった。

弱り果てたミミズを抱きかかえる様にそっと摘むと、意外にも彼は激しくくねくね悶え抵抗した。

去年のあの瞬間が蘇える。

ふさわしいところで安らかにと願った。

 
 
 

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©️美術作家日下正彦のホームページです。写真文章など転載の際は一言ご連絡ください。

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